■きのうは男子400㍍リレーの銅で気分が高揚していましたが、きょう星野ジャパンが米国にやぶれ、シンクロチームもメダルを逃し、ちょっと低調です。あすで五輪もおわりですかあ。長かったような短かったような、真夏の夜の夢がおわれば、福島は帰任準備です。さて、引き続き、中国メディアやネットが、日本選手をどう報じているかをご紹介。
■まず、星野ジャパンの惨敗について。
新華社:北京8月23日 米国野球チームは23日8対4で日本をやぶり、北京五輪野球で銅メダルを獲得。野球は次期五輪以降、正式種目からはずされるため、五輪史上最後の銅メダルである。
アジアのチャンピオン日本と北米チャンピオンの米国が三位を争うこの試合、序盤は力が拮抗し、ホームラン合戦となった。日本・荒木雅博選手が一回目、本塁打で先制点。つづいて米国のラポルタが本塁打。3回目、青木が本塁打で日本は3点を得たが、米国も本塁打でまた3点追加。(中略)
金メダルのために来た、という星野仙一監督は、試合後、こう語った。「多くのファンがわれわれの金メダルを待っていたのに、銅メダルすら持ち帰れなかった。本当にめんぼくない。このような困難を経験したのは初めて。日本チームの選手はもっと実力をあげなければ、ライバルたちを倒せなかった」
米国のジョンソン監督は「このチームの実力は決して米国の野球の本当のレベルではない。野球は米国でもっとも金になるスポーツ。このため、もっかプロ野球リーグの試合のために、多くのスター選手が五輪に参加できなかった」と語った。
(以上)
■金色のメダル以外は欲しくなかったという星野ジャパン。対韓国戦の敗北で、すでに終わっていたのかもしれません。それより、韓国野球チームはキューバを下しての初の金。これってすごいんじゃないか?新華社が次のように報道。
■新華社8月23日、韓国チームは23日の野球競技で、3対2でキューバの優勝をはばみ、金メダルをとった。キューバは銀。これは1992年に野球が五輪種目に入って以来、アジアチームによる初の金メダルである。
韓国チームの北京五輪の成績は、予選から決勝までの9戦中全勝という東方不敗神話を成し遂げた。過去4回の五輪で、韓国は銅を1回とっただけで、今回の台頭はまさに野球界の奇跡といっていい。
常勝キューバは1992年以来、4回の五輪で、3つの金と1つの銀をとっており、五輪野球で覇者の地位を長期にわたり独占していた。予選から決勝までの9戦中、キューバは2度の敗北をきっしたが、ともに韓国が相手であった。(後略)(以上)
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五輪最後の試合で有終の金!新華社はアジアの勝利として報道してました。
■星野ジャパンの準準決勝の対韓国戦については、易網の掲示板にこんな書き込み。
「韓国チームの柱は、日本のプロ野球チームで活躍している韓国人だ」
「日韓戦で日本チーム弱点が暴露された。打線の力不足だ。だから、終始、打開しがたい局面にあっている。日本チームは今後、自分たちの弱点を克服せねばならない。この試合で最後にリリーフにはいった涌井秀章はやっぱり優秀だ。厳しい状況で非常に沈着。最後の失点は主に外野手の消極、怠慢な戦いぶりによるもの。監督は、選手の心理状態を調整できなかったことに一定の責任がある」
「日本人よわすぎ、これで野球大国を名乗るなんて、顔色無しだ」
■シンクロのチームは中国が初の銅でした。これは、日本の井村雅代コーチによる指導のたまもの、という認識が強く、井村さんについて中国新聞社がこんな記事をながしていました。
中国新聞社:8月23日:「井村雅代、夢はまだならず、その去就は謎」
苦節20年あまり、中国シンクロの五輪メダル獲得の夢がきょう、かなった。日本のシンクロのゴッドマザーこと井村雅代は試合後、興奮の中で言った。「私の目標は達成したが夢はまだ終わっていない」
五輪後の井村の去就についてはまだしばらく謎である。
伝統的強豪の日本が一角を長きにわたって占めていた鉄のトライアングル。井村の助けによって、中国シンクロの実力は日本と互角となり、中日戦が今回の五輪の最大のみどころであった。
当然ながら、日本シンクロ界の重鎮にして現在は中国のヘッドコーチである井村は、中日シンクロの複雑微妙な関係において注目の人物であった。毎回試合後、彼女は大勢の中日の記者に囲まれていた。(中略)
きょうのチーム決戦で、中国チームはついに日本をこえ、銅を獲得。井村は競技後にこぼれる笑顔で、選手ひとりひとりを抱きしめ、「中国娘たちは、きょう、完全にもてる能力をすべて発揮した。私はとても満足だ」と語った。抱き合って泣く選手たち、コーチ、記者にまで、井村は終始笑顔で、「泣くのは早いわ、きょう、私は目標を達成したけれど夢はおわっていない」と語った。井村の心の中には、ずっと打倒ロシアをふくめ、勝てない戦いはないという信念がある、とこのとき人々は悟ったのである。
事実、中国チームのコーチに入ったとき、井村はこう漏らしたことがある。「私は金メダリストのコーチになりたい」「中国での仕事でトップを極めたい」
しかし井村も「シンクロは極めてハードルの高い種目。技術だけでなく美的感覚は、審判の主観によるものだから」ということは分かっている。
井村のきょうの発言は、人々につぎのような観測をもたらしている。「夢がまだ成就していない、というなら、ひょっとして中国チームを率いて本当の激情のときを待つのではないか」と。これが、ウォーター・キューブにおける最後のなぞとなった。(後略)
■中国チームを率いて、井村雅代氏が日本で出来なかった打倒ロシアの戦いに挑むというのでしょうか。中国という国は確かにとんでもない可能性を感じさせる人材がいますしね。
■ちなみに、強国論壇(ネット大型掲示板)に井村氏に関するスレッドがたっています。
「日本コーチが中国チームを率いて祖国を打ち破った。そのプロフェッショナル精神に敬意を表する!」
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「日本の郎平か!」
「シンクロのコーチは中国国籍に帰化していないよ」
「狼(郎)平は中国人じゃない!」
「のうたりん!国籍なんか重要じゃないんだよ。ベチューン(八路軍の軍医)も中国籍じゃないし」
■米国バレーの郎平監督については「狼平」「売国奴」などと罵詈雑言を浴びせている中国人ですが、井村氏はプロ精神と持ち上げているのですから、すごいダブスタ。もう、こういうところが中国人らしくていいですね。日本には井村さんを売国奴とか言っているネチズンいるのかな?2ちゃんねるはそういうスレッドがたっているようですが、天下の人民日報運営の巨大掲示板と2ちゃんねるが同レベルというのは…。
■日本の400㍍リレーについては、ジャマイカ旋風の記事の中で、ちょこっと報道。
「日本チームは38秒15の今期最高成績で銅。アジアがこの種目で表彰台にのるのは初めて」(南方都市報)と。中国のこの五輪における報道は、アジア意識を結構前面に出しているのが特長ですね。
■メダルの色は、結局、あまり重要ではないですね。そりゃ金は嬉しいですが。その戦いの様子や背景にドラマがあって、ああ、すごい!と感動できれば、福島は満足です。


by nihonhanihon
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